■皆さんは「海洋散骨」という言葉をご存知ですか？

海洋散骨とは、遺骨を海に散骨する葬送方法の一つです。

時代の変化に伴って、お墓を建てず、他の方法で弔ってほしいと願う人が増えてきています。

その方法の中でも、海洋散骨は今需要が高まっているようです。

今回は海の選び方や散骨の方法、費用などについて詳しく紹介していきます。

 

■海洋散骨ってどういうもの？

冒頭でも説明した通り、海洋散骨は個人の遺灰や遺骨を海へ葬る葬送方法です。

冷たく暗い印象の強い墓石の下で眠るよりも、自然の一部になれると思うほうが、より死後に希望に持てる気がするでしょう。

現代では、墓守をする役割の若い人が都心部に移り住み、田舎に戻らないパターンも増えています。

また少子高齢化の影響もあるため、遺族側と故人側双方にとってもお墓を持たないことはメリットといえるでしょう。

 

■海洋散骨の方法は？

・どこの海でも良いの？

では、実際に海洋散骨をするにはどうすれば良いのでしょうか。

遺灰をそのまま好きな海に放っても良いものなのか気になる部分かと思います。

結論をいうと、どこの海でも実施して良いというわけではありません。

海洋散骨を禁止する法律は2020年3月の時点ではありませんが、国は「国民の意識、宗教的感情の動向等を注意深く見守っていく必要がある」との見解を示しています。（東京都福祉保健局「散骨に関する留意事項」参照）

つまり海へ骨を撒くことで、その海や水産物などへの被害が生じるおそれがあるため、実施場所やタイミングに配慮する必要があるということです。

確かに散骨があった付近で養殖業を行っている人からしたら、悪いイメージを持たれてしまうので辞めてほしい、と思うのは当然の心情だと思われます。

 

・どうやって選べばい良いの？

それでは、実施可能な海を探すにはどうすれば良いのでしょうか。

方法は2種類あります。

 

①各自治体に直接確認する

自治体によっては、散骨に関する条例が設定されているところもあります。
たとえば以下の自治体が条例に設定されています。

• 北海道長沼町
• 北海道七飯町
• 北海層岩見沢市
• 長野県諏訪市
• 埼玉県本庄市
• 静岡県御殿場市

散骨によって近隣住民とのトラブルが多発したなど、実際に問題が起きたため条例ができています。

また、明確な罰則はなくてもガイドラインを作成している自治体もあります。

そのため、散骨を行いたい海のある自治体に事前に確認するようにしましょう。

例を挙げると、九州の福岡県は海洋散骨の実施が可能です。

散骨業者も多く存在しており、業者によって散骨を行うスポットの多さも変わってきます。

博多湾はシロウオ、カブトガニなど珍しい生き物も生息していますし、絶景が眺められるため故人も安らかに眠れそうですよね。

 

②業者に依頼する

個人で各自治体に確認するのは手間がかかりますし、いざ遺族のみで海洋散骨をやるとなってもトラブルを防ぐための準備も大変です。

そういう場合は、専門の業者に依頼するのが最善です。

専門業者は各地に存在しています。

まずはインターネットでホームページを探してみましょう。

業者によって料金設定やサービス内容も変わってきますので、複数ピックアップして比較してみるのが良いでしょう。

たとえば九州の福岡県は、海も景色も美しいスポットが多いため、海洋散骨を行うのにおすすめといえます。

福岡県の散骨業者の中には、散骨エリアを「九州全域、100海域以上」としているところもありますので、幅広い選択肢の中から最もお気に入りの場所を選ぶのも楽しいのではないでしょうか。

生前のうちに本人と観光がてら見て回るのも良い思い出になりそうです。

 

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■海洋散骨の費用は？

次は海洋散骨にかかる費用について見ていきましょう。

 

①個人で行う場合

散骨業者に依頼せず個人で行う場合は、以下のような費用が考えられます。

• 遺骨を粉末状にする費用
• 散骨を行う場所までの交通費、宿泊費
• 船のチャーター代
• お花を用意する場合はその費用

思っていたより結構な費用と手間がかかりそうです。

粉骨にする作業は素人が行うには精神的に負担がありますし、技術的な問題点も生じます。

専門の粉骨業者に任せるほうが良いでしょう。

総合的に考えると、個人での実施は避けたほうが無難といえます。

 

②業者に依頼する場合

散骨方法によって費用が変動します。
以下の3種類があります。

 

・個別での散骨：20～30万円

遺族のみ、ひと家族だけで単独で行います。

船が貸し切り状態のため、故人との別れにゆっくりと時間をかけることができます。

しかし、船のチャーター代はひと家族だけで負担しなければならないため、最も費用が高くなる方法です。

 

・合同散骨：10万円前後

複数の家族が船に同乗して行います。

故人との別れの時間が限られてしまうことや定員人数によっては遺族全員が乗船できない可能性があります。

チャーター代は分担になるため、個別よりは費用が安く抑えられます。

 

・委託散骨：5万円前後

業者が遺族の代理で散骨を行います。

最も費用を安く済ませられる方法です。

散骨を行った証明として、証明書や写真を受け取ることができる場合が多いです。

 

■しっかりと話し合って故人が安らかに眠れるよう決めましょう

いかがでしたでしょうか。

海洋散骨をするには、個人よりも業者へ依頼する方が精神的にも時間的にも金銭的にも負担が少なさそうです。

業者の数だけサービス内容や対応の種類が増えますので、早めに話し合って決めておくようにしましょう。

あなたの大切な人が心置きなく安らかに眠れるように、最高の最期を演出してください。

 

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■海好きな人におすすめの海洋散骨

人間や動物は、必ず死が訪れる生き物です。

死を迎えた人などに成仏してもらうために、私たちは手厚く葬る義務があります。

 

通常は、故人の葬式をしたら火葬場で処理をし、お骨を希望する墓に納めるはずです。

しかし、近年は土葬や水葬を選ぶ人や、海洋散骨を希望する故人も増えているようです。

 

海洋散骨の場合、メリットも多く費用のかからない形式になります。

まず、焼かれた故人の骨を墓に納めるには、当然持ち墓が必要です。

新しく建てるとなると、数百万円の費用がかかります。

その点、海洋散骨になると、数万円から数十万円で済むようになります。

また、墓を持っていると、管理費や維持費がかかるケースもあるはずです。

資金が少ない親族には、海洋散骨は、おすすめな形式になります。

そして、海洋散骨を希望する故人などは、生前海が好きだった人が多いようです。

サーフィン、ボート、ヨット、スキューバダイビングなど、マリンスポーツをしていたため、海洋散骨がしたいと願う故人もいらっしゃいます。

日本は島国であり海に囲まれているため、海洋散骨は行いやすい環境にもなります。

 

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■承諾を得るのに、難しいケースも

海洋散骨は、故人の家族だけで行う葬儀の形式ではありません。

もちろん、故人には、親族がいて友人、知人なども参加するケースもあります。

九州では希望する家庭も多くいますが、トラブルが起こるケースがあります。

 

たとえば、九州の家庭で起きた事例では、故人の親が反対した例が挙げられます。

ある故人の妻は、希望通り海洋散骨をしようとしましたが、故人の親は、相談もなく承諾をしていないため賛成しなかったそうです。

「骨は、九州の海へ葬るものではない、きちんと、墓へ入れるべきだ」という話がでて、妻と姑はいがみ合い、結局九州の海に散骨できませんでした。

故人は、大好きな九州の海へ葬ってくれ、と遺言状を残していたそうです。

 

こういった事例が実際に起きているので、生前に故人の両親や親族の承諾を得ておく必要があります。

また、海洋散骨は、思い出として残りますが、形に残らないのがデメリットです。

故人の骨を墓に納めれば、毎年供養をきちんと行えます。

しかし、九州の海などへ骨を葬ると、墓参りはできなくなるはずです。

散骨した海の場所を忘れる場合や故人に対するお礼がきちんとできにくいこともあります。

さらに、故人の希望通り九州の海へ海洋散骨をすべてしてしまい数年後後悔することもあるのです。

後悔しないようにするには、故人の骨をすべて九州の海へ葬るより3割の骨を親族の墓に納めると良いでしょう。

 

■九州の海洋散骨ポイントは、福岡県に多い

九州は日本最南端の大きな島であり、海洋散骨をするのに適したエリアになります。

福岡県、長崎県、大分県、宮崎県、熊本県、佐賀県、鹿児島県は、すべて九州の海に、面した半島があります。

ほかの都道府県より、九州は海洋散骨にふさわしい環境といえるでしょう。

まず海洋散骨をする場合、故人の希望に添いますが、九州の適したスポットをあらかじめ決めておくか、専門業者に紹介してもらうことも大切です。

たとえば、九州の葬儀関係では、海洋散骨を専門にする会社もあります。

海洋散骨に対する相談からプランなどをお任せできます。

 

やはり海洋散骨に人気の場所は、九州の福岡県では博多湾になるようです。

福岡県の博多湾は玄界灘に面する九州の海になり、見晴らし、環境は抜群です。

この九州を代表する博多湾で海洋散骨をする方法は、シンプルで料金も安いです。

業者に相談から依頼すると、手配されるのはボート船のチャーター便になります。

そして、九州の福岡県博多湾に船で出て、船上から海洋散骨をします。

そのとき、故人の宝物や献花、献酒、手紙なども一緒に、九州の海へ葬る形になるようです。

 

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■海洋散骨は従来の形式にこだわらない方法です

かつての日本では、亡くなったらお墓に入るのが常識でしたが、現代は埋葬法もさまざまな種類があり、形式にこだわりのない人が増加しています。

九州の福岡では海洋散骨を行っている専門業者が存在しており、遺骨を粉骨してから海に還してくれます。

生前から海や大自然を愛していた人が希望することが多いですが、経済的な事情で墓石を購入できない場合や、宗教に入っていないのでお墓は必要ないと感じている人に向いているといえます。

どれぐらいの費用が必要なのか知りたい人が多いですが、専門業者のサービス内容や散骨の方法によっても多少は違ってきます。

基本的には海洋散骨は違法ではないので、希望をしている場合は行うことができますが、最小限のマナーは守ることが大切です。

九州の福岡では港で漁業をしている人がいるため、散骨をすることで海の生物に影響が出ないように、ある程度沖に行く必要があります。

事前に電話やメールなどで申し込みをしておくと、希望の日時に乗船するためのクルーズ船を貸し切ってもらうことができます。

専門業者のサービス内容やプランによっても、多少の違いがありますが、おおよそ10万円から50万円前後です。

 

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■海洋散骨をするときは近隣に配慮をしなければなりません

海洋散骨は大自然に還ることができるので、若い年代の人だけでなく、高齢者も希望している人が増えています。

海に遺骨を散骨する必要があるので、九州の福岡に住んでいる近隣住民には迷惑をかけないように、配慮をしなければなりません。

漁業や一般の人に迷惑をかけないために、専門業者のスタッフは沖に誘導をして、家族や親族などで散骨を行います。

事前にお線香や供え花なども手配してもらうことができるので、心を込めて供養をすることができます。

海洋散骨のメリットは墓石を持たないので、子どもや孫がお墓の補修や点検などの墓守をしなくても良い点です。

耐久性に優れており、汚れの付きにくい国産の墓石は、高価な商品が多いのである程度の出費は必要になってしまいます。

海洋散骨は墓石に入れる埋葬法ではないので、遺族には経済的な負担が少ないなどの特徴があります。

専門業者であれば、電話やメールなどで問い合わせができるので、まずは相談をしてみると良いでしょう。

優良な専門業者を選んでおくと、海の周囲で生活をしている人に配慮をしているので、トラブルを未然に防ぐことができます。

 

■海洋散骨を希望している人が増えています

九州でも現代は少子高齢化などの影響で、お墓を継承してくれる人がおらず、悩んでいる人が少なくありません。

祖父母や両親などの遺骨を安置しているお墓を持っているけれど、墓じまいを考えている人も増加しています。

墓じまいは行政などで手続きを行う必要がありますし、お墓を撤去、解体した後に遺骨を安置する場所を決めておく必要があります。

墓じまいを考えており、海洋散骨を希望している人は、まずは専門業者のスタッフに問い合わせをしてみると良いでしょう。

大切な先祖を無縁仏にしたくない人が多く、お墓のことで悩みを抱えている人が少なくありません。

60代、70代と年齢を重ねて、健康状態が悪くなっている人や足腰が弱ってきてお墓参りになかなか行けず悩んでいる人も増えています。

専門業者は、デリケートなお墓の悩みを親身になって聞いてくれるので安心です。

現代は樹木葬や海洋散骨などの埋葬法を希望している人が多いので、気軽に相談をすると良いでしょう。

年齢を重ねて体調面が不安な場合は、遺族や家族の代わりにスタッフが海洋散骨を代行することも可能です。

信頼できる専門業者を選んでおくと、料金も不明瞭な点がないので安心できます。

 

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電話するまでもないかも…とお思いの方はお気軽にお問い合わせフォームよりご連絡ください。

またメールでの資料送付も行っています。

お送りする資料では海洋散骨だけでなく、樹木葬や納骨堂、永代供養など様々な供養もご紹介しております。

他の供養とも比較してみたいという方はぜひ一度「おこつ.net」の資料をご覧ください。

 

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