■最近のお墓事情
現代は核家族化、少子化、非婚化などからお墓の維持や管理、法事など先祖や故人を供養することが難しくなりました。
学校の進学や就職などで地元を離れた後は、その地で生活の基盤を築いてしまうと、地元とは疎遠になる場合もあります。
そうなると、なかなか墓参りに帰省するのは難しいものです。
両親が元気な場合は良いのですが、両親が亡くなるとお墓を守ってくれる人がいなくなり、悩んでいる人は多いです。
昔のように、先祖代々のお墓を受け継ぎ、守ることが困難になってきているのです。
そのため、供養の方法も変わってきており、昔ながらの墓石を墓標とせずに、納骨堂や樹木葬、手元供養に関心が高くなってきています。
このようなことは都心だけの問題ではありません。
地方都市も同じです。
たとえば九州では、多くの人が進学や就職などで福岡に移転することが多いです。
商業都市として重要なため、東京や大阪などの企業も福岡を重要視しており、転勤してくる人も大勢います。
また、九州は自然豊かな土地なので、自然葬ともいわれる樹木葬に適した霊園や寺院が数多くあります。
■樹木葬の仕方は決まっていない
お墓の管理や維持は難しいけれども、供養はしたいと考える人は大勢います。
その中で自然回帰に関心がある人が選ぶ供養として樹木葬があります。
樹木葬は墓石を墓標とせずに、樹木を墓標とするのです。
この樹木をシンボルツリーとしてその周りに遺骨を埋葬します。
比較的新しい供養の形のため各霊園や寺院によって違いがあり、確認が必要です。
シンボルツリーは桜やハナミズキなどがあります。
1つの区間に1本の樹木を植え遺骨を納骨する場合と1本の樹木の周りに複数の遺骨を納骨する場合が挙げられます。
また、樹木を植えるタイミングもさまざまで、納骨をした後に植える、すでに植えてある樹木の周りに納骨するなどがあるのです。
植えている場所も、きれいに整備された公園内の場合や自然豊かな里山などいろいろです。
納骨方法は、遺骨をそのまま納骨する方法、自然に還りやすい素材でできたもので包む、または骨壺に納めて埋めるなど違いがあります。
■樹木葬を選ぶときの注意点
樹木葬は永代供養の場合が多いです。
そのためお墓の継承問題がないことから、子どもに負担をかけたくない夫婦や子どもがいない夫婦や独身者などに人気があります。
しかし、樹木葬は一般的でないため、親族の理解が必要です。
たとえば、親族の反対で遺骨をほかの場所に移動したいとしても、取り出せない場合があります。
また、墓石と違い樹木は日々成長し続けています。
樹木の成長とともに故人が亡くなった月日を偲ぶこともできますが、思わぬ自然災害で枯れることや形状が変わることもあります。
自然の景観を重視していることから、交通のアクセスが悪い場所に施設があることもあるのです。
このほかにも、防火や小動物の侵入のため、ロウソクや線香、お供え物ができないこともあります。
施設によっては、線香やお供え物を置くことができる祭壇があることもあります。
施設を選ぶ際には、カタログや現地に赴き確認し納得してから選ぶようにすることが重要です。
■樹木葬の将来性
昔と違い、家の宗教にこだわりがないという人は大勢います。
また、お墓を建てる費用が経済的に難しい人、自分の死後に迷惑をかけたくないと永代供養を望む人も多くいます。
そのような人の中で、遺骨が自然に還ることを望む人が多くなれば、樹木葬が一般的な埋葬となるでしょう。
今はまだ、樹木葬の知名度は低いですが、環境に優しく、地球に負担をかけないとして海外でも注目され、選ばれています。
昔のようにお墓を建てて継承していくということはなくなるかもしれません。
そう考えると、日本も樹木葬が一般的な埋葬方法となるでしょう。
納得いく供養をするためには、現地見学をお勧めします。
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